なるほど、と絶望したこと

今朝のことでした

いえ、もっと前からのことです、そこから話す


具体的には高校2年生の時の紅白歌合戦の時でした


この年、イエモンが紅白に出てジャムを歌いました。とても心に刺さる歌詞で私はすごく引き込まれました。私やあなたを含むだれかの毎日に重なるような内容。いいよね、すごく好き、歌い方も好き


この曲の最後の方の

『外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターは嬉しそうに「乗客に日本人はいませんでした」』

っていう部分を聴いて、私はショックを受けました

いままでも薄々気がついてはいたけど、所属や人数、性質で犠牲を測ってしまっていた事実を突きつけられたのでした


けれど、繰り返される「いませんでした」を聴きながら母が妹にこう言ったんです

「ねぇ、これ何が言いたいのかな、全然わからないね。変な歌だね」

妹と父は母に同意していました


そんな彼らは今日もテロで15人が亡くなったというニュースを見て、

「あらやだ、怖いなぁ。まぁ15人ですんでよかったね」

と言っています


私の家族は日本人の大半はこうじゃないのっていう感じの幅に収まる、よくありそうな性質の人たちです

それでこうだと思うと、なんか切ないですね


以上です


世界中の人が幸せになれますように祈ります

そして今日生まれた命が幸せになれますように

今日亡くなった方が安らかに眠れますように

今日行きている人たちが良く生きられますように